
医療事務の仕事をしているけど、
「より患者さんに関わる仕事がしたい」
「安定した収入が欲しい」
そう考えて看護師になりたいと思っている方は多いです。
医療事務から看護師になることは無謀なことでしょうか?
過酷すぎる!医療事務従事者の悩み[体験談]

近年、某資格取得のCMの影響のあり、資格さえ取れば気軽に就業できるというイメージを持たれがちな「医療事務」のお仕事。
しかし、現場はそんなに甘くない。アナタの職場にも当てはまることがあるのではないでしょうか?
1.人間関係が悪い
医療事務は女性中心の仕事。
ゆえに、「派閥」や「いじめ」が発生しやすい環境です。個人クリニックだと、オーナー医師や身内の人格や経営方針に問題があると、これまた大変です。
特に人の出入りが激しい病院は要注意。どんなに待遇が良くても「人間関係が悪い」可能性大です。
2.忙しすぎる
医療事務といっても、業務内容は事務と患者さんの対応の半々といったところでしょうか。
・入力
・金銭授受
・予約受付
・投薬のダブルチェック(院内処方の場合)
などをこなしつつ、患者さんのクレーム受付もしなければなりません。
開院中はまさに戦場。お昼を取る暇もない病院もあります。忙しすぎて、皆イライラしていることが、人間関係の悪さにもつながっています。
3.残業が多い
月末からレセプト提出日までは、どこでも残業の嵐でしょう。病院によっては、日付が変わるまで仕事をしてるのではないでしょうか。
家族や小さな子供がいる人には、理解と協力が必要になります。
4.その割に給料が安すぎる
過酷な労働環境にもかかわらず、給料は安いです。手取りだと17万程度だったり、病院の中で一番薄給だという所もあります。
なかなか貯金ができないので、将来に不安を感じたり、労働時間との収支が合っていないと感じて、転職を考える方もいます。
医療事務から看護師への転職は無謀?

結論から言えば、『医療事務から看護師への転職は可能』です。
実際、医療事務の仕事の先行きに不安を感じ、看護師に転身した人はいます。看護師になるには、看護学校へ行かなければなりませんが、最近は社会人入学で看護師を目指す人も増えています。
自分が最年長だと思ったら、30代後半や40代の方がいたというケースも多く、1/3が社会人入学という看護学校も珍しくなくなってきました。
もし「医療事務から看護師へ転職したい」と考えているのならば、なるべく早く行動を開始することをオススメします。
現在、看護学校に通信制はありません。
・准看護師でも2年
・正看護師は3〜4年通学
する必要があります。
もしその後、専門分野や助産師などの資格取得を考えているのならば、さらに1年以上通学や実習に携わらないとなりません。看護師になるには、年単位での時間が必要。
今、看護師不足が深刻な問題として扱われていますが、その状況がいつまで続くかは分かりません。もし政府が海外から看護師の受け入れを大幅拡大する政策を取ったら?
看護師の仕事が引く手あまた、仕事がたくさんある今のうちに看護師になることをオススメします。
医療事務から看護師への転職理由は?

医療事務として働いていて看護師に転職したいと思う瞬間は何でしょうか。
1.看護師の方が融通が効くから
看護師は国家資格、医療事務は民間の資格になります。やはり国家資格なだけあって、働く場所はたくさんありますね。
女性が多い職業なので、妊娠・出産などのライフイベントにも寛容な職場が多く、ブランクがあっても復職がしやすいです。
2.医療行為を行いたい
医療事務は名前の通り、クリニックや病院での仕事になります。そのため、看護師や医師などの医療従事者が身近にいますよね。
看護師の仕事(医療行為)を傍で見ていると、やはり憧れがでてきます。自分も人の役に立ちたいという気持ちが強くなって、資格取得を目指す人も多いですよ。
看護師の仕事内容は?

医療事務は月末のレセプトなど月の中でも忙しさに波がありますが、看護師はその忙しさの波が読めません。
実際には科によって忙しさの波があるところもありますが、医療事務のように「毎月この時期」といった予測は基本的に立つことはないんです。
看護師の大まかな仕事内容と言えば、
・患者さんの療養上の援助
・診療の補助
・患者さんのご家族や周りへのケア
も行います。
移送や移乗のほかにも身体にも負担がかかることが多く、患者さんへの直接の影響も大きなケアが多いので精神的にも負担があります。
業務自体も基本的に勤務内で終わらせるものですので、次の日に持ち越しは出来ません。これは病棟であれ、外来や検査部門であれ同じです。
さらにシフト制勤務の職場となると早番や遅番、夜勤もある部署もあり、代えの効かないスタッフで業務を回すので、穴を開けないための健康管理からもちろん業務のミスのないように次へ引き継ぐ責任もまたかかってきます。
看護師の資格を活かした職場は病院だけにとどまらず、訪問看護や健診機関、学校や保育園、施設などがあります。
必ずしも医療行為が必要とされる現場ばかりではありませんので、結婚・妊娠・出産・育児とライフステージの変化によって働く場所を変えて行くことも可能です。
看護師と医療事務は何が違う?働く前に確認しておきたいデメリット

看護師をやらなければ分からないメリット・デメリットは存在します。
1.「女の世界」特有の悩みが増える
看護師は医療事務と似たところがあって女の人が多く、女の世界になりやすいです。
そうすると派閥があったり、お局様がいたりと人間関係を難しくする要素がたっぷりそろっているところなんですね。
医療事務も看護師も患者さんのクレームを受けやすいこともあり、ストレスもためこみやすいので、そのストレスが同僚に向くことも珍しくはありません。
看護師はさらに不規則勤務や一人一人への業務の負担が大きいです。割り振られた業務を時間内に完了しないといけない上に翌日への持越しは基本的に出来ません。
患者さんの生活への援助をしているのですし、外来や検査であれば「次でいっか」なんてことも出来ませんからね。その分、ひとりひとりに他の人をフォローする余裕がなければ人間関係もギスギスします。
しかし、看護師は人手不足なところが多いので余裕がないスタッフが多いですし、妊娠出産で夜勤などが出来なくなることで、他の人への業務の負担がより大きくなっていきます。
そうするとフォローする側のときももちろんですが自分が結婚・妊娠・出産といったライフステージを進むことが躊躇われたり、働きづらさを感じやすくなりますよね。女の世界だから妬み嫉みもありますし。そうした業務外でのプライベートも絡んだ人間関係が出やすいのも看護師の特徴と言えます。
2.プライベートの時間が確保しにくくなる
医療事務はいわゆる会社勤めの人たちと同じように基本的に平日昼間の勤務ですね。
レセプトの時期、月末などは残業も増えていくので激務の時期もありますが夜間も働き続けることはありませんし、週末などはプライベートを確保することも出来るでしょう。
対して、看護師は夜勤もある不規則勤務で、平日や夜が必ず空いているわけではありません。他の人たちとの休みが合いづらいこともあって、看護師は一人で楽しめるような趣味や習い事などを楽しむ人たちが多く、
ときには夜勤明けから活動をして休暇を楽しむ人もいるので、休みも自分の使い方次第になるところが大きいです。ただし、研究や委員会などもこうした休日に行われることがあるので、完全なプライベートが少なくなってしまうことも珍しくありません。
若いうちや独身の時にはそれでも自分のペースで活動が出来ますが、家庭を持ったり、子供が出来ると家族の理解がないと同じように続けていくことは難しくなります。
加えてシフト制で代えが利かないので自分も家族も体調管理を求められます。
看護師になったらお給料はどう変わる?

医療事務と看護師では確実に給与は高くなります。医療事務はやはり基本的にデスクワークであり、昼間の仕事ですよね。
対して看護師は夜勤も入ってくる不規則勤務で、さらには身体も負担がかかりますし、患者さんへの直接の影響を与えることが多い業務を担うことになるので、その分が給与にも反映されているからです。
夜勤の回数によって大きく変動があるのも看護師ならではのお給料体制ですが、月々10万以上のお給料アップも見込めます。基本給もアップすることが多いでしょうから、ボーナスもその分上がりますね。
ライフステージによっては常勤で働くことが難しくなるでしょう。でも、大丈夫です。
パート勤務であっても時給は平均1,800円くらい、1,500円以上のところが多いので他のパートで働くことが出来なくなって、結局看護師として戻ってくる人が多いくらいに給与は恵まれています。
看護師になる?医療事務のまま?オススメなのは…

結局、働くうえで医療事務を続けるのか、看護師になるのか?
看護師になりたいと思って、この記事を読んでいるなら、看護師を目指してみてはどうでしょうか。
もちろん、資格取得のための勉強や学費など大変なことはたくさんあります。ですが、看護師として働くことのメリットの方が大きいんです。
・働く場所がたくさんある(いわゆるつぶしの効く職業)
・夜勤、日勤など時間帯に融通が利く
・お給料がかなり違う(大幅アップする)
特にお給料の面で、看護師と医療事務の差が出るでしょう。
医療事務から看護師への志望動機!

医療事務は医療現場を間近に見て感じる職業です。窓口で患者さんへの対応をする中で医療事務ではできないこともたくさん出てきます。
たとえば血圧を測る、熱を測るといったバイタルサインの測定ひとつとっても医療事務では「測っておいてください」と案内までは出来ても、実際に測って判断までは出来ません。
憧れがあったり、「自分がもっと出来ることがあったら」という気持ちから看護師を目指す人もいます。
他にもやはり多いのは、医療事務が薄給だということです。看護師は夜勤もあり不規則勤務で業務もハードですが、お給料は医療事務よりも確実にアップします。
長い目で見た時の収入アップを目指したり、ライフステージによって生活スタイルが変わっていくときに看護師は働く場所も幅広く、柔軟に働き方を変えることが出来て、収入も確保でき、復帰もしやすいことから志望する人もいます。
看護学校の学費は?

看護学校の学費は、公立や私立によって違いがありますが、
- 年間50〜100万円程度
奨学金をもらったり、系列の病院での勤務を条件に返済不要の奨学金を受けて学んでいる看護学生もいます。
また、定時制の看護学校に通う学生の中には、
- 午前中:医療事務のパート
- 午後から:看護学校
という二重生活をしている方もいます。
さらに、看護学校は「1年目の教科書代だけで10万円」のように、教材が高額なことでも知られています。教材費なども奨学金でカバーできるのかも含めて、学校選びや入学準備をした方がベターです。
初めての看護師!オススメの職場

やはり初めて看護師として働くときには、総合病院くらいの大規模な病院をおすすめします。
病棟を経験しておくこと色々な科があるところで働いていることは、その後の自分の看護師キャリアを積んでいくうえでとても大切です。
自分の好きな分野や得意な分野を知ることが出来ますし、もちろん看護技術や知識を実践していく経験を積むことが出来ます。
夜勤が出来たり、学ぶこと・色々な症例も含めて経験をすることは看護師の新人のうちの方が吸収もしやすく、チャレンジする意欲もあるのでこのチャンスを逃すのはもったいないことです。
総合病院以上の規模ですと、入院施設があるので症例も幅広く経験することが出来ますし、夜勤もしていく中で、少ない人数での対応も学ぶことが出来ます。
そして何よりのメリットは、チーム医療を肌で感じることが出来ることです。看護師自体もチームで動いていきますし、他の職種との連携も経験をすることで患者さんを支え取り巻く環境を知ることが出来ます。
たとえば、どんな職種の人たちが関わって、患者さんにどんな影響があるものが行われるのか、ときには自分ではわからない制度や経済的なことも、それこそ医療事務の人から教えてもらうこともあるでしょう。
わからないから見ないのではなく、知ろうとすることでより患者さんを理解していくことができ、それは患者さんのケアへと還元していくことが出来るんですね。そうして看護観をより豊かにしていくことが出来ます。
もうひとつは、これから先、急性期でバリバリとがんばっていきたいのか、在宅への興味が出てくるのか、検査部門など他職種との連携がより感じられるところに興味を持つのか、などの看護師としての視野が広くなるんです。
後々の働く場所を変えて行くときにも経験があると選択肢の幅も広がりますので、始めは忙しさもありますが総合病院以上の規模の病院で働くことをおすすめします。
新卒で入職を有利に進めるには?

看護師資格を取得したら、次は入職先探しです。新卒向けの就職サイトや病院からの紹介で入職先を見つける人が多いです。
しかし、中にはあまり就業条件が良いとは言えないサイトも存在します。
看護師1年目は誰しも「辞めたい」と考える程、厳しい1年となります。
一方で、看護師としての基礎固めをし、独り立ちできるだけのスキルと知識を身に付け、大きく成長できる大切な期間でもあります。今後のためにも、職場選びは慎重に行いましょう。
また、医療機関に勤務していたのならば、病院の噂について多少はご存知でしょう。しかし、噂と内情が一致しているかは、実際に働いてみないと分からないものです。
入職後に「こんなはずじゃなかった」は避けたいものです。新卒向けの就職サイトのほかに、広く人材募集を行っている看護師支援サイトの利用をオススメしています。
担当者とマンツーマンで進められるので、納得のいく就職ができます。
看護師になりたいなら、なりましょう!
分からないこと、不安なことは転職エージェントと相談しつつ進めてくださいね。