CRAをしているけど、将来の事を考えると今のCROでいいのか悩んでいます。
年収、キャリア、国際共同治験、出産…。
どれを優先するかはあなた次第ですが、どの希望を叶えたいかで働きやすいCROが違ってくるのです。
今回は、CRAが他のCROに転職を考える際にチェックしておいた方が良い点をまとめてみました。
CRAが他社CROに転職したい理由は?
・キャリアアップしたい
・年収アップしたい
・他の職種や内勤も視野に入れたい
・産休や育休が取りやすい企業に移りたい
といった理由が、CRA(臨床開発モニター)が他社CROへ転職したいと考える理由としてよく挙がります。
CRA(臨床開発モニター)は全体の70%が女性で構成されている職種です。
キャリアも収入も大切だけど、ライフスタイルが変わった時のことを考えて、より待遇の良い会社へ可能性があるうちに移っておきたいという考えだという事が分かります。
CRAにとって一気に待遇改善が図れる方法は、「製薬会社」に転職することです。
しかし、求められるスキルや経験のハードルが高いために、いくつかステップを踏んでからトライしようとしている方も多いです。
ちなみに、3年程度CRO勤務のCRAの平均年収は約500〜600万円です。
この数字はあくまで「平均」であって、CROによっては1.5倍も年収が高い会社もあるんです。
なぜならば、現在のCRO業界は優秀はCRAをかき集めている状態だからです。
他社よりも待遇のよい条件をCRAに提示しているので、転職によって年収が大幅にアップするCRAも出現しています。
CROが違えば、給与の算出法や残業代に大きな差が生じる
CRA売り手市場とはいえ、CROによって年収が全く違ってくるのは何故でしょうか?
それはCROによって、「給与や残業の規定が異なっている」からです。
例えば、
・基本給に残業時間を含んでいるか?いないか?(いるのならば何時間分?)
・出張時の前業、残業は、どこから起算されるか?(移動時間も含むのか?)
などです。
つまり給与既定の違う会社が2つあった場合、同じだけ働いたとしても、
・基本給にみなし残業が含まれていない会社の方が、残業代が多くもらえる
・出張時の移動時を前業、残業とみなして別途支給される会社の方が、残業代が多く貰える
ということです。
給与規定や残業の支給規定は、CROによって異なります。
この他にも、仕事によっては出張手当や外勤手当などが支給される会社もあります。
今のCROは、どちらのタイプの支給規定になっていますか?
転職を考えるときにネックになるのは、「年収が下がるかもしれない」というリスクです。
しかし給与規定1つで年収をアップできたり、プロトコール数が少なくなったのに今と同じだけの年収をキープできるかもしれないのです。
遅くとも入職前までに給与規定について知り、本当にこのCROに転職して良いかどうかを考えてみましょう。
産休・育休を取りたいのならば、「取得・復職できるCROか」を確かめよう
女性の割合が多いCRA職が将来的に直面する問題が、「出産」です。
制度上「産休、育休」を設けているCROは増えつつあります。
しかし、問題は「産休、育休制度を実際に使えるかどうか」です。
制度はあっても利用できなかったり、妊娠を報告するとマタハラの対象にされる場合もあります。
今のCROに産休や育休を取得した人はいますか?
制度はあるのに利用せずに退職してしまったり、育休まで取得しても復職しなかった人がいるのであれば、出産後も働き続けることが難しい理由があるCROなのです。
特に女性CRAが転職を考えるのであれば、産休・育休制度がしっかり機能して、復職しているCROを選びましょう。
また、制度を利用したCRAの復職後のキャリアがどうなっているのかも入職前までに確認しておいてください。
「マミートラック」に乗せられて、思ったキャリアが築けなかったり、年収が伸びるまでに何年も掛かったりすることがあります。
産休・育休は、勤続1年以上の社員でないと利用できないCROがほとんどです。
その点も気を付けて、転職の時期を考えましょう。
CROの違うだけで、全く違ったステップアップができる
あなたはずっとモニターをやりたいですか?
それとももっと違ったキャリアプランをお持ちですか?
転職後にどんなポジションに就けるかはCROによって異なります。
例えば、
・開発部門
・プロジェクトリーダーやプロジェクトマネージャー
・海外拠点へ転勤
・メディカルライティング
・臨床開発モニターのアシスタントなどの内勤
など。
国際共同治験を目指すのであれば、まずは国際共同治験の経験ができるCROを選ばなければなりません。
そしてプロジェクトリーダーになることが求められます。
最終的に製薬会社を目指しているCRAは、オンコロジーの経験が積めるCROを目指したり、プロトコール数の多いCROを敢えて選んで転職するCRAもいます。
逆に産後に臨床開発モニターのアシスタントなど、残業の少ない内勤になりたいCRAもいます。
それぞれのキャリアプランやライフプランに合わせた働き方ができるCROを選んでほしいものです。
好条件のCROへの転職は、激化が予想される
給与規定や福利厚生が上手く活用されているかで、CRAの将来が大きく変わってきます。
CRAは売り手市場ではあるのですが、新卒や看護師や薬剤師などからの採用も活発になっているのです。
またCRO業界は現在、再編の時期にあり、吸収合併や淘汰されるCROも少なくはありません。
より好条件のCROに入職するためには、それなりに準備をした上で、迅速に行動することが吉でしょう。
そのためには給与規定などについて、信憑性の高い情報を知りたいものです。
ですが、どこまで残業代が出るのか?産休や育休の取得実績や復職率などの情報は公開されていません。
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好条件のCROに転職できるきっかけになるといいですね。