新郎新婦の門出を祝うセレモニーの成功のカギを握る「ブライダルプランナー」。
新郎新婦や参列者の幸せムードを盛り上げるきらびやかな仕事だと思って入職したのに、なんか違う…。
ブライダルプランナーの仕事は体力的にも精神的にも、めちゃくちゃハードだった。
こんな話をよく聞きます。
ブライダル業界は理想と現実のギャップに耐えきれず、辞めていく人も多い業界でもあります。
今回は、「ブライダル業界特有の悩み」と「ブライダルプランナーの経験や能力が活かしやすい転職先」を紹介します。
ブライダルプランナーの悩みって?
○残業や休日出勤で体力的に辛い
ブライダルプランナーの仕事は、土日祝がメイン。
しかも挙式プランによっては、早朝や深夜にまで勤務時間が及んでしまいます。
その日の挙式の事だけでなく、後日の準備も並行して行わなければならないため、連日長時間労働になりがちです。
そのため体調を崩すなどで、離職率の高い職種でもあるのです。
○クレーム&責任重大でストレス過多
ブライダルプランナーの仕事は失敗が許されないため、日々プレッシャーとの戦いになります。
より良い提案をしたいと頑張るプランナーでも、精神的に相当タフでないと潰れてしまいやすいという特徴があります。
何か小さな不備があった場合は、クレームの嵐。
挙式後のクレーム対応の方が大変だったという話もよく聞きます。
ブライダルプランナーは、精神的にも疲弊しやすい職種の1つなのです。
○その割に給料が安い
ブライダルプランナーの平均年収は、250〜450万円です。
固定給ではなく、歩合の割合が大きいというのもこの業界の特徴です。
長時間拘束されている割に安い給料。
しかも昇給率もいいとは言えません。
将来的に生活していくことを考えると不安になる人も多く、経済的な理由で転職していく人も後を絶ちません。
○ノルマだらけの業界に嫌気がさした
ブライダルプランナーの給料をアップさせるには、ノルマを達成することが1番の近道です。
そのためには契約者に様々な提案をし、よりインセンティブが大きなオプションをつけてもらうことが必要になります。
自分のノルマのために、必要とは思えないような演出を契約させる。
次第にブライダルの基本である「夫婦や参列者が幸せになれるような式にする」という精神からどんどん外れていくことに気付くのです。
企業ですので売上が求められるのは仕方のないことですが、契約者度外視の過度なノルマを設定されている会社だと、ブライダルの仕事自体に嫌気がさして転職してしまうプランナーも多くいます。
ブライダルプランナーの経験が優遇される転職先は?
ブライダルプランナーの仕事に疲れてしまった人は、どんな仕事に転職しているのでしょうか?
○接客業やサービス業
元々「お客様のために」という気持ちで、ブライダルプランナーを目指した方が多い職種です。
人のためにより良いサービスを提供することが求められる「接客業」や「サービス業」は、接客力や提案力が活かしやすい業界です。
○販売職や営業
顧客の話からニーズを引き出し、色々な視点からアプローチできる提案力を持っている点は、営業職でも十分強みになります。
また新郎新婦のご両親など老若男女問わず接してきた経験もあるので、幅広い層に対応できるコミュニケーション力も販売や営業の仕事の活かせるポイントです。
「ブライダルプランナーの仕事」が嫌で辞めたい訳ではない方は
ブライダルプランナーの仕事は嫌いではないけど、今の働き方は続けられない。
そう思っている方は、もしかすると今の職場や雇用条件が合っていないのかもしれません。
同じブライダルプランナーでも、会社が違えば給料の算出方法も勤務時間も、一緒に働く人間も変わります。
あなたが知らないだけで、実は劣悪な労働環境で働いているのかもしれません。
環境が変われば、働きやすさも変わる。
幸いこれまでブライダルプランナーとしての経験があるので、これから実現していきたいことがマッチしている会社で、自分が手掛けてきたことをアピールしてみてください。
ブライダルプランナーの仕事を辞めることなく、働きやすい職場を手に入れることができるかもしれませんよ。
今の職場以外の働き方を知ろう
ブライダルプランナーの仕事が辛いと感じている方は、まず「辛さの原因」を自覚することが大切です。
労働時間なのか?
給料なのか?
ノルマなのか?
人間関係なのか?
それを踏まえた上で、問題が解決できる働き方を模索していくことが、満足度の高い転職につながると考えらえれます。
ブライダルプランナーの仕事をしていたからと言って、転職先はブライダル業界だけとは限りません。
今までの経験の中で身に付いた提案力や接客力などを活かせる働き方は他にもあるはずです。
そのためにも世の中にどんな働き方があるのかも知って、視野と選択肢を広げましょう。
その際に力になってくれるのが、様々な業種の転職を手掛ける「転職エージェント」です。
転職エージェントに登録すると、あなたにあった働き方やもし転職するならばどんな職場がいいのか?などの相談に乗ってくれます。
そして転職したい場合は、担当のコーディネーターが数ある求人情報から条件に合ったところを探してくれます。
転職エージェントでは職場の内情について情報収集しているので、配属先の人数や年齢層、男女比、実際の職場の雰囲気などを事前に調べてもらうこともできます。
多種多様な業界の求人が集まってくるのは、業界No.1転職エージェントの「リクルートエージェント」。
気になる職場があったら、応募手続きから面接のセッティングまで専任コンサルティングが行ってくれます。
内定後にもう少し年収アップを図りたいのならば、年収の交渉も行ってくれることもあります。
勤務時間が不規則なブライダルプランナーでも、これなら働きながら転職活動ができそうですね。
身体を壊してしまう前に、一度相談してみてください。