最近、高校卒業後の進路として「福祉」についての学校に進まれる方って本当に多いです。
そこで介護福祉士の資格を取得している方も少なくありません。
しかし、新卒の離職率は、悲しいことに多めです。
1ヶ月持たないことも毎年あります。
離職者のうち、「73.2%が3年未満に離職している」という厚生労働省が発表した衝撃の数字もあります。
どうして「福祉を通して人の役に立つ」といった夢を叶えられるポジションに就いたのに、辞めてしまうのでしょうか?
介護福祉士を辞めたい理由は?
今度の新人はどれくらい続くだろう?
新しい人が入職することになるたびに、ふとそんなことを思ってしまいます。
2ヶ月もてば頑張っている方。短いと2日程度で辞めていくことがよくある。
それが介護現場の実情です。
介護福祉士の仕事は、肉体的にも、精神的にもハードです。
たとえ女性でも、体格差のある利用者を抱え上げたりしなければなりません。
そのため、腰痛や腱鞘炎などは、誰しもが患う職業病のようなものです。
夜勤に入ると、睡眠不足や生活リズムの崩れから体調が悪くなることもよくあります。
夜勤の度に調子が悪くなるスタッフって、どこの施設にも1人はいるんじゃないでしょうか?
時間内にやらなければならない業務も多く、時間に追われながら、利用者と笑顔で接することが求められます。
精神的に「余裕がない」。
過労とストレスで寝込んだり、うつ病を発症してしまった介護福祉士さんもいました。
さらに介護福祉士は、現場で責任のある仕事を任されることも多くなりがちです。
資格を取りたての場合でも、現場での勤務歴が長いとリーダー業務を任されることもあります。
業務自体が大変忙しい上に、プレッシャーに押し潰されて、介護福祉士を辞めたいと思うこともあります。
他にもある!介護福祉士が辞めたいと思う理由
介護福祉士さんが仕事を辞めたいと思う理由の一例を集めてみました。
あなたが辞めたい理由も含まれているでしょうか?
・仕事量が多すぎる
・夜勤がキツい
・体力的に限界
・人手不足すぎて激務
・サービス残業が常態化している
・ボーナスがない。あっても寸志
・人間関係が最悪
といった例があがりました。
介護福祉士の仕事が激務になる背景に、「慢性的な人手不足」があります。
利用者に対してスタッフの人数が少なくなると、必然的に1人当たりの受け持ち人数が増えてしまいます。
それでも時間は待ってくれないので、必然的に仕事に追われることになってしまいます。
特に夜勤中は、限られた人数で利用者のお世話をすることになります。
人員配置によっては、仮眠が取れない場合もあるそうです。
ただでも睡眠不足や生活リズムが崩れがちになっている上に、女性の場合は生理不順などのトラブルに悩まされてしまうリスクがあります。
夜勤手当も付くことは付きますが、実際の負担を考えると全然安いというのが、介護福祉士さんの本音ではないでしょうか?
介護福祉士の悩みを解決するには
介護福祉士が今の仕事を辞めたいと思った時、転職活動をするにあたってどんなことに気を付けると良いかをまとめてみました。
○スタッフ数が多い、揃っている職場を探す
・仕事量が多すぎる
・人手不足すぎて激務
な職場の場合、次は人手の揃っている施設を選ぶことで仕事量の分散化を図れます。
○夜勤の少ない、ない施設を探す
・夜勤がキツい
・体力的に限界
だと思っている人は、いっそのこと夜勤のない施設を選んでみるのも1つの方法です。
金銭的に夜勤があって欲しい人は、回数が少なくて済む施設を選んでみるのも良いでしょう。
○収入面で不安のない事業所を探す
・サービス残業が常態化している
・ボーナスがない。あっても寸志
という人は、経営母体がしっかりしている事業所に移ることで、ボーナスが支給されるようになったりします。
また、残業の減少やあっても残業代が支給されるなど、頑張った分が金額として反映されるので、モチベーションが上がり明日くなります。
比較的、人間関係の良い事業所を探してみる
・人間関係が最悪
なことで悩んでいる場合は、転職などで一度人間関係をリセットしてみるといいですよ。
転職などで、同僚や先輩、上司を変えてみましょう。
もしかすると、今よりも格段に居心地のいい施設に出会えるかもしれません。
介護福祉士の辞めたい気持ちが止まらないならば
介護の仕事は本当にハードなことの連続です。
辞めたいと思う事もあるでしょう。
辞めたい理由別に、対策法を上げてみました。
もう少し様子を見たいのならば、それでもかまいません。
ただ、限界を超えて心身共にボロボロになる前に、他の事業所に転職してくださいね。
介護福祉士が転職するかどうか?や転職のタイミングに悩んだときに相談する窓口としてオススメしているのが、転職希望者と人材を探している企業を結び付ける「転職エージェント」と呼ばれるサービスです。
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数あるエージェントの中でも特にオススメしているのが、求人数、紹介実績ナンバー1の「リクルートエージェント」。
あなたが辞めたい理由とともに、仕事を通して実現したいことなどもヒアリングしてくれます。
あなたの悩みを解消しつつ、あなたにあった事業所や働き方に出会えるといいですね。