仕事を辞めて、しがらみから解放されたい!
嫌な上司も、鬱陶しい同僚も、面倒なクライアントもいない生活。
ストレスフリーな生活が待っている
…とは限りません。
まず会社を辞めてしまうと、収入がゼロになります。
不動産収入や資産運用などで毎月入ってくるお金や資産があるのであれば良いでしょう。
そうでない場合は、経済状況が原因で新たなストレスを生むことになります。
今回は会社を辞めた後に困らないために、退職前に知っておくべき手続きやお金のことについてまとめてみました。
無職になると色々と面倒
会社員時代は在籍するだけで、保険や年金などの保障がありました。
人事労務系のお仕事でもない限り、申請手続きをすることもなかったと思います。
しかし、無職になるとそういった手続きは、全て自分で行わなければなりません。
例えば、年金。
自分で国民年金の1号被保険者に切り替えが必要です。
退職後14日以内にお住いの市区町村役所の国民年金窓口へ出向いて手続きをしなければなりません。
その際、
・年金手帳
・印鑑
・退職日が確認できる書類(離職証明書など)
などが必要です。
手ぶらで行っても手続きできませんので、事前に持参物を電話で確認した上で役所に出向くことをオススメします。
なお、保険料の納付が経済的に難しい場合は、相談に乗ってくれることがあります。
次に健康保険。
退職後も会社の保険を継続することはできますが、手続きや保険料の支払いは自身で行わなければなりません。
健康保険任意継続制度を利用する場合は、
・対象は、退職日までに2ヶ月以上被保険者だった人
・20日以内に「任意継続被保険者資格取得申出書」を、加入していた保険協会(組合)に提出
しなければなりません。
2年まで任意継続できます。
しかし傷病手当金や出産手当金の支給に関しては、条件次第で支給を受けられない場合があります。
さらに雇用保険。
もし失業給付を受けるのであれば、所定の手続きをしなければなりません。
まずハローワークに必要書類を提出。
後日開催される説明会に参加が必須です。
その後も定められた認定日にハローワークに出向き、就職活動をしているという報告書を提出しなければなりません。
自己都合の場合、3ヶ月は失業給付がありませんので、その間の生活費については辞める前に確保しておきましょう。
最期に、税金関連。
これまでは毎月、住民税などの税金は天引きされていました。
しかし退職してしまうと、退職月によっては税金の支払いも自身で行わなければなりません。
・1〜5月退職の場合
前々年5月分までの分を退職月に一括で天引きされます。
・6〜12月退職の場合
退職月までは天引きで支払ってもらえますが、それ以降の分は自身で納付しなければなりません。
支払い方法は一括か分割になります。
なお、前年度分の住民税は、市区町村から6月頃に納付書が郵送されてきます。
支払い方法は、一括、もしくは分割。
といっても4回払いなので、決して負担が軽いわけでありません。
退職月によっては、給与がいつもよりも少なくなる可能性があります。
転職先を決めずに退職するのであれば、税金関連も含めて現金を準備しておかなければならないでしょう。
すぐに転職できるとは限らないからこそ
リフレッシュしたい気持ちは分かります。
休日もなく、長時間労働デフォルトのブラック企業だった場合、少しは休息が取りたいと思うでしょう。
ただ、もしまた働きたいと考えているのであれば、離職期間が空くことはオススメできません。
面接の際、必ずと言っていいほどアナタの経歴を確認します。
なぜ無職だったのか?
何をしていたのか?
面接官が納得できる回答でないと内定は難しいでしょうし、圧迫面接になるのも嫌でしょう。
それにいざ転職しようとしても、すぐに希望の企業に内定が取れるとは限りません。
自分が希望する条件の求人がない。
応募しても、選考に進めない。
これは転職あるあるの域です。
よく調べずに大量採用している会社に入ったはいいけど、ブラック企業だった
…なんてことになっては、本末転倒です。
「en転職」が調査したところによると、平均すると転職活動を始めて入社するまで3ヶ月はかかっています。
今の会社を辞めたいと思った不満点を解決できるような転職でないと、また転職することになるでしょう。
それを避けるためにも慎重に、かつ沢山の企業を見て、応募していく必要があります。
会社を辞めた後に後悔したくないからこそ、退職前に良い転職先を決めておいた方が良さそうですね。
忙しい人が効率よく転職先を見つけるために
とはいっても、在職中は何かと忙しく、転職活動に避ける時間も動力も限られているでしょう。
睡眠時間を削ってネットで求人情報を検索したり、応募書類を作成したのに、選考に進めないとなると切なくもなります。
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それは、転職者と企業の橋渡しをしてくれる転職エージェント。
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