夫が転職を考えている時に、妻の反対にあうことを「嫁ブロック」というそうです。
自分の意見だけで会社を辞めることができる独身者と違い、家族持ちは多くのものを持っているがために簡単には辞めにくいようです。
家族と衝突せずに仕事を辞める方法をまとめてみました。
家族持ちが「仕事を辞めたい」と思うようになったら考えることは？
・いつから仕事を辞めたいと思っているか？
仕事を辞めたい気持ちは突発的なものですか？
それとも、もう何ヶ月、何年も前から辞めたいと思っていたのでしょうか？
心の底でずっと辞めたいと思い続けながら仕事を続けている今の状況は、アナタにとってかなり酷なのではないでしょうか？
・仕事のせいで体調を崩していたり、鬱の症状が出ている
人間関係や長時間労働など理由は様々だと思いますが、過労やストレスで心身に異変を感じていませんか？
それは一過性のものものですか？
それとも発症してから時間が経っていますか？
他人と関わっていく以上、多少のストレスはついて回ります。
しかし明らかに体調を崩している期間が長かったり、不眠や情緒不安定などの症状が段々酷くなっているのであれば要注意！
脱出することを前向きに考えた方が良いでしょう。
自分を壊してまで、その仕事に固執する必要はないのです。
家族持ちワーカーが「辞めたい」けど、簡単に辞められない心理
心身のバランスを崩しているのに、原因となっている仕事を辞める決意ができないのはなぜでしょうか？
最大の理由としては、「収入がなくなるリスク」が挙げられます。
家族持ちワーカーが仕事をする主な理由は、「収入を得るため」ではないでしょうか？
もし転職先を見つける前に退職してしまうと、収入がゼロになってしまうというリスクがあります。
自分一人ならば、少額の貯金でしばらくはどうにか暮らせますが、子供がいるとそういうわけにもいきません。
仮に転職先が見つかったとしても、収入が本当に安定するのか？という部分は入ってみなければわかりません。
失業給付をアテにしてフライング退職をする方がいますが、自己都合退職の場合、失業給付開始まで3か月間は無収入です。
例え今の収入に不満があっても、経済的な安定のために退職や転職をためらってしまいます。
どうしても家族の顔がちらついてしまい、仕事と家庭の板挟みで余計に悩んでしまうものです。
「嫁ブロック」、「家族ブロック」をかわすには
収入が途切れてしまうリスクがあることは分かっている。
しかし、それでも辞めたい気持ちが揺らがなかったり、心身の不調で日常生活に支障が出ているのならば、真剣に退職を考えた方が良いでしょう。
そのためには、まず家族の理解を得ることが必要になってきます。
ただいきなり「会社を辞める」とカミングアウトすることはオススメできません。
親世代や女性は、保守的な考え方をすることでリスクを低減させようとすることがあります。
退職したい背景がよく分からない状況でリスクだけを押し付けられても、拒絶の方が先に立ってしまいます。
いわゆる「嫁ブロックや家族ブロック」が発動してしまうのです。
嫁ブロックを侮ることなかれ。
失敗すると離婚危機にまで発展しかねないので、会社を辞めるにあたっては、家庭内で段階を踏んだ下準備が必要です。
1.仕事でもそうですが、まずは根回しをしておくことで、家族の理解や協力を得やすい素地を作っておくようにしましょう。
例えば、
・イライラしてしまった時
・食欲がない、酒量が増えた時
などは、悩んでいることを伝えるチャンスです。
もし家族に辛く当たってしまったのならば、謝ると同時に「会社でこんなことがあって余裕がなかった」と伝えてみましょう。
「悩んでいるが、自力でどうにかしようとあがいている」という姿を印象付けましょう。
2.家族と悩んでいることの理由を共有できたならば、次の段階に入ります。
そもそも「家族を養うために働いている」はずなのに、今の仕事ではそれが十分に果たせない可能性があることを示していきましょう。
例えば、
・将来的にも昇給が望めない
・医者から「このままだと日常生活にも支障が出る」と診断された
など、長期的に見ても「家庭にとってのデメリットとなりうる理由」をぶつけてみましょう。
もし、車や家を買いたいと考えているのならば、今後昇給が望めないことは大きなマイナスポイントになります。
子供を増やしたいと計画しているのならば、食費や教育費などの養育にかかる費用が年々増加していきます。
健康を害してしまうと、生活自体が破たんしかねません。
このまま今の会社で働き続けることは、
人生において重要なものを諦めなければならないことになる。
諦めたくないから、転職したい。
という気持ちを伝えてみましょう。
アナタも辛いが、家族も辛い
仕事でイライラしたり、苦しんでいる家族を見ているのは、家族としても辛いことです。
また病気が本格的に悪化してから告白されても、「どうして言ってくれなかったのか？」と家族を悲しませてしまうことにもつながります。
家族のことを思うのであれば、早めに相談して、新しい道を一緒に進んでいきましょう。
昇給が望めないのならば、年収アップを目標とした転職。
長時間労働が原因ならば、労働時間短縮を目標とした転職。
アナタも家族も幸せになれる形を模索していきましょう。
そのために転職のプロの手を借りるという方法もあります。
転職成功者の多くが活用していたのが、
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「いま辞めたら会社や同僚に迷惑をかけるかも・・・」
「辞めないでねって前に言われたしなあ～」
と思っていませんか？
ちょっと悲しいかもしれませんが、あなたが辞めても会社は大丈夫です。
会社のせいにせず、辞めたいなら辞めて新しい仕事を探してみてください！
今の会社の問題点は何なのか？どういう働き方が向いているのか？などをヒアリングした上で、キャリアアドバイスをしてくれます。
退職・転職には、多くのエネルギーを使うことになります。
上手に「嫁ブロック」を突破できるよう、徐々に外堀を埋めていきましょう。