ユダヤ商人に代々伝わる格言の中に「選別のタルムード」というものがある。
その中に、
賢い人間の前に座る人には三つのタイプが居る
1.言われた事を何でも信じてしまう人
2.右の耳から左の耳に抜けて何も残らない人
3.賢い人の言葉から『大切なもの』と『そうでないもの』を選別する人
という格言がある。
転職成功者が転職活動をするにあたって、まずやったことは、
「大切なもの」と「そうでないもの」を選別する
ことだ。
理想に近い転職を実現するために、実践すべき「たった2つの仕分け」を紹介しよう。
その1.「MUST条件」を明確にする
転職するにあたって、「こんな会社は嫌」とネガティブな条件は明確になりやすい。
それも大切なのだが、理想に近い転職にするためには、
絶対に譲れない条件
を明確にしておくことが大切になる。
例えば、
・年収
・勤務地
・業種や職種
・勤務時間
・福利厚生
・会社規模
・上場企業かどうか?
など、理想を紙に書き出してみよう。
希望を挙げ始めるとキリがなく、その全てを叶えることは現実的には難しいことに気付くだろう。
では次に、書き出した内容の横に、
なぜこの条件を希望したか?
下の例のように理由を書き込んでみよう。
≪例≫
・年収
→500万
子供がいるから、年収が下がると生活できない
・勤務地
→1時間程度
・業種や職種
→同業の営業
ノウハウを活かしたい
・勤務時間
→みなしならば、残業少なめ
・福利厚生
→社保は必須
・会社規模
→問わない
・上場企業かどうか?
→問わない
・その他
→転勤はしたくない
すると、
・年収
→500万
子供がいるから、下がると生活できない
・業種や職種
→同業の営業
ノウハウを活かしたい
・福利厚生
→社保は必須
・その他
→転勤はしたくない
のように、譲れない条件が浮かび上がってくる。
転職を成功させるには、
この条件を絶対に譲ってはいけない!
なぜなら、この項目は
あなたがこの転職で【最低限】叶えたいこと
だからだ。
行き詰っても妥協する部分は他にある。
希望通りの転職を望むのならば、この部分は最後まで妥協すべきではない。
世の中には様々な求人があるが、
「MUST条件」を軸に検索・応募
することをオススメする。
その2.「BETTER条件」を明確にする
その1では、絶対に譲れない「MUST条件」と「妥協する部分は他にある」ということについてお話した。
自分の希望が全て叶う求人というのは、奇跡に近いものだろう。
そこで検討するのが、
妥協できる条件
つまり、「あったらベターだなという条件」だ。
これも条件が出されてから決めるのではなく、
あらかじめ妥協する項目と優先順位を決めておく
ことが大切だ。
その候補となるのが、その1で書き出した条件で
「MUST条件」になりえなかった項目
例では、
・勤務地 1時間程度
・勤務時間 みなしならば、残業少なめ
・会社規模 問わない
・上場企業かどうか? 問わない
という項目が「BETTER条件」になりえる。
さらにこの中で妥協できる優先順位をつけるとすると
会社規模や上場企業かどうか?が、最も妥協しやすい条件になる。
勤務地や勤務時間については、乗換えや残業時間の許容量などをさらに掘り下げて考えていくと、優先順位や明確な条件がみえてくるだろう。
この2点が明確になっているだけで、漠然と転職活動するよりも、求人の探し方や面接での質問の内容が大きく違ってくるだろう。
この転職が成功するか?後悔するものになるか?は、企業に応募する前に道は分かれてしまっている事がお分かりいただけただろうか?
アナタの希望に最大限沿った転職先に出会うためにも、まずは2つの仕分けをしてもらいたい。
現在の会社を続けていいのか迷っている人は、ぜひこのタイミングで動き出しましょう!
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