会社を辞める方法はいくつかありますが、今回は少し特殊な例をご紹介します。
自分で辞める決意をするのに、会社都合に近い扱いになる「早期退職」という退職方法です。
会社を辞めたい人には一見とてもお得に感じる「早期退職」。
今回はそのメリットについてご紹介します。
●早期退職した際のメリット
・退職金の増額が見込まれる
近年、減少傾向にある退職金。
定年を迎える頃には一体いくらもらえるのやら?
中には確定拠出年金に切り替えている企業もあります。
早期退職の場合、「早期退職優遇退職金」として増額された金額が提示されることがあるので、
普通に自己都合で退職するより得る金額が多くなる場合があります。
・辞める理由が突っ込まれにくい
自己都合で円満に退職しようとすると、ポジティブでどうしようもない事情であることを説明しないと、辞めにくい傾向があります。
下手をすると、上司の引き留めや家族の反対にあうことも。
しかし、早期退職だと
会社の状況から引き留めている場合でない
業績を考えると、残る方が不安
という思いが先に立ち、理解してもらいやすくなります。
これは再就職の面接の際にも言えることで、納得してもらいやすい理由の一つです。
もしアナタの会社の早期退職募集がメディアで取り上げられたら、ラッキーだと思ってください。
アナタが不安を煽らなくても、勝手に告知してくれますから。
・あまり注目されずに退職できる
早期退職ならば、同時期に退職する人が他にもいるので、通常より注目されずに退職することができます。
何かしら言ってくる人もいるかもしれませんが、一人だけで退職するより風当たりも分散できるのでは?
また送別会など飲み会が苦手な方は、主役が複数いるので、集中して飲まされたり、挨拶させられることも避けられるのではないでしょうか。
・会社都合に近い待遇を受けることができる
早期退職は「会社都合」として扱われることがあるので、様々な優遇を受けることができます。
例えば、雇用保険の失業給付がすぐに貰えたり、国民健康保険が減免してもらえたり、国民年金が申請することで免除となったり…。
自己都合で退職するよりも、お金の面ではかなり有利になりますね。
美味しい話すぎて、怖いくらいです。
次回は、「早期退職した場合のデメリット」についてご紹介します。
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