退職には自らの意志によって会社を辞める自己都合のものと、会社側の都合により退職しなくてはならない2つのケースがあります。
いずれにせよ、あなたの人生において大きな転換点となります。
自己都合による退職なら、ともかく円満退職するに限ります。
独立するために退職を決めた場合、自信や覚悟・希望に溢れ、一種の興奮状態になることがあります。
おそらく、職場に対する長年の不満や苛立ちが渦巻き、周りに言いたいことも山ほどあるでしょう。
「この際だから、嫌な上司や同僚に一言ビシッと言ってやろう」という気持ちも理解できなくはありません。
しかし、社会人にもなって喧嘩したり、突然音信不通になるなどという行動は考えものです。
そんなトラブルを起こして得られるリターンは何もありません。
というのも、フリーランスや個人事業で仕事を始める場合、これまで関わってきた業界の仕事と関連した仕事を選ぶ場合が多いからです。
いつかどこかで、かつての知人やこれまで務めていた会社が「得意先」になるかわかりません。
特に悪い噂というのはあっという間に広がります。
ケンカ別れみたいな形で会社を飛び出すのと、言いたいことはぐっとこらえて円満に退職するのとでは、退職後に第三者に与える影響が全く違ってきます。
「立つ鳥跡を濁さず」とも言いますし、不満や鬱憤は胸にしまって、次のステップへの力にしましょう。
退職は1つの通過点、と思って割り切ることが重要です。
全ては、独立してからの仕事をスムーズにはじめるためです。
これまでの嫌な経験も、これから自分が稼ぐための「メシの種」にしましょう。
→『今あなたの状況で転職できる求人を見つける3つの手順』のページへ進む