
看護師の退職理由として、一番多く挙げられるのは「人間関係の悪さ」です。
相手は、同僚だけでなく、看護師長などの上司だったりすることもあります。
それを裏付けるかのように、なんと
6割以上の看護師が「何らかのパワーハラスメントを受けたことがある」
と回答した調査結果もあります。
上司や他のスタッフ本人に問題があるのでしょうか?
それとも病院の管理構造に問題があって、人間関係に歪みが生じているのでしょうか?
今回は「人間関係の良い病院」と比較することで、看護師同士の「人間関係が悪くなる原因」を探ってみました。
人間関係の良い病院って、どんな病院?
一口に「人間関係の良い病院」といいますが、具体的にはどんな病院が良い病院だと現場看護師達は考えているのでしょうか?
・しっかりとコミュニケーションが取れている病院
人間はよく分からないものに対して、警戒心を持つ生き物です。
相手は人間なので直接言葉を交わして、どんな考えなのかを知ることで、適正な距離感を掴もうとします。
きちんとコミュニケーションが取れていない職場では、「指示の行き違い」や他の看護師への「誤解」も生じやすくなります。
混乱しやすい環境では、効率も下がり、必然的に人間関係も悪化していきます。
この項目は看護師だけではなく、関わる様々なスタッフ間でしっかりと「ほう・れん・そう」をしっかり取ることで解消できます。
また何かあった際には、看護師間でカンファレンスを行って、気持ちや対策を共有することで、人間関係を円滑にしているのも良い病院の特徴です。
・プライベートな時間をきちんと確保できる病院
「忙しすぎる」ということで、看護師を辞める方は沢山います。
特に家庭を持った看護師にとって、長時間労働や休日が取れない環境というのは、看護師を続けていくには大きな壁になります。
・看護師数が少なすぎる
・残業が多い
・残業代が出ない
・退勤後や休日に、研修などへの参加を強制される
といった職場では、思うように休養が取れず、十分なリフレッシュできていない状態で勤務することになります。
その上、残業代もでないとなると、ストレスも溜まるでしょう。
もし誰かが「この業務はできない」といった事情が発生すると、その人の分のしわ寄せが、他の看護師にのしかかることになります。
やむを得ない事情だったとしても、周囲の心象は悪くなり、「悪口」や「嫌味」などの職場環境が悪くなる要因になってしまいます。
・新人を歓迎している雰囲気がある病院
新しく入職する看護師としてまず、「職場環境になじむ」ことが求められます。
しかし、中にはよそ者を受け付けない「排他的」な病院もあります。
新人を歓迎しないスタッフが発言力を持つ病院では、分からないことを聞いても無視されたり、失敗を槍玉に上げたりと、新人を育てるという意識が低くなります。
看護師長や看護部長に直接会う機会があれば、どんな雰囲気の方なのかをチェックしてみるとよいでしょう。
看護師長が部下に無関心だったり、そもそも新人を歓迎していない方だと、部下である他の看護師にもその風潮が伝播するものです。
同時に配属先のスタッフの表情や自分をどんな目で見ているか?もあわせて確認しておきましょう。
・評価の仕方が、クリアで公平である病院
評価の仕方に問題がある環境では、人間は不満が溜まりがちになります。
それもそうですよね。
自分の方が効率よく動いたり、できることも多いのに、そうでない人間の方が高評価だと知ってしまったら、納得いきませんよね。
そういったことが積もり積もって、「陰口」や「ひがみ」となって、嫌がらせ行為にまで発展することがあります。
理不尽な事を更に頑張ることで相手に認めさせることができる人は、他人の悪口など言いません。
「陰口」や「ひがみ」などの方法でしか、不満を表せない人は残念ながらターゲットを変えながら、嫌がらせ行為を繰り返します。
評価の仕方に問題のある病院では、人間関係以外にも、給与面などでアナタが不利益を被っている可能性があります。
その病院でしか得られないものがないのならば、もっとフェアな職場に身を置いた方が、アナタのためになるのかもしれません。
人間関係の良い病院に転職するために
人間関係の良い病院に転職するために必要なことは、「情報収集」ではないでしょうか。
病院の噂や師長の評判、スタッフの傾向など、転職先の内情を知ることで人間関係の良し悪しを見極めることになります。
しかし、志望する病院関係者とのつながりがなければ、個人でそれらの情報を収集し、真偽の程を吟味することには限界があります。
そこでぜひ活用して頂きたいのが、看護師転職サービスです。
様々な医療機関と長年取引があり、勤務先の雰囲気や内情にも詳しい専任コンサルタントが沢山いるからです。
利用料は無料で、もし転職に至らなくても大丈夫。
人間関係の悩みを少しでも良い方向に持っていくためにも、一度相談してみるのもよいでしょう。