
夜勤専従って、どんな働き方?
夜勤専従とは、夜勤専門で働くことです。
日勤に入る必要はありません。
今回は、夜勤専従スタッフとして働くメリットとデメリット、入職前に確認しておくことについてまとめてみました。
夜勤専従のメリット

・給料が高い
夜勤ができる看護師不足に悩んでいる医療機関が多い影響もあり、1勤務で高額収入が狙えます。
常勤の場合、夜勤手当が1万500程度、パート勤務の場合は1勤あたり3万円ほどの収入が見込めます。
常勤で夜勤手当がない場合も、月給30〜50万+ボーナスで、年収にすると450〜700万円近く稼げる職場もあります。
・勤務日数が少ない
看護師の夜勤には、「1ヶ月72時間」ルールがあります。
このルールに則ると、1ヶ月で4回しか勤務できませんが、夜勤専従の場合はこのルールが適応されず、夜勤時間の上限がありません。
かといって、毎日夜勤をする必要もありません。
病院にもよりますが、大体1ヶ月で7〜14日程度の勤務になっている所が多いです。
そのため連休や次の勤務まで時間を空けやすく、プライベートな時間も常勤より多く取ることができます。
子供が小さい看護師の場合、子供が寝ている間に勤務して、休みの日は子供に接する生活をしている方もいます。
短時間で高収入。
夜勤専従という働き方は、プライベートを確保しながら、効率的に稼ぐことができます。
常勤の場合は、院内の託児施設が利用できる場合があります。
夜間預かりのある託児施設では、勤務する時は子供を預けて夜勤できるので、育児中の看護師さんやシングルマザーの看護師さんに人気の働き方です。
夜勤専従のデメリット

・体調への影響
昼夜逆転の生活になるため、体調を崩すリスクがあります。
夜勤の場合、昼間に太陽光を浴びる機会が少なくなる代わりに、夜に光を浴びることになります。
人間の体の摂理と逆行するため、ホルモンバランスが崩れやすくなります。
月経不順、無月経、不妊、発がんリスク、白血病など、様々な病気の引き金になる危険があります。
また1回の勤務時間が16時間以上と長時間拘束されることも、体調を崩しやすい原因になります。
長期的なことを考えると、ずっと続けていくことは避けた方が良いでしょう。
現状、夜勤専従という働き方が向いている方でも、6ヶ月や1年など、期限を決めて働くようにした方がアナタの健康のためには良いと思われます。
・経験の浅い人には厳しい
医療機関の規模によっては、夜勤の看護師が自分ひとりというケースがあります。
検温や薬剤の管理、トイレ寛恕、体位交換など、一連の業務は一人でできるだけのスキルが必須です。
さらに急変時は、患者を医師につなぐまでは、一人で処置や手配ができなければなりません。
キャリアが短い場合は、急性期病棟での勤務経験などがないと厳しいかもしれません。
・患者さんの様子を把握しづらい
夜勤専従の場合、日中の患者さんの様子が分かりません。
そのため常勤の看護師よりも注意深くケアしていく必要があります。
また患者さんが寝ている時間にしか接することができないので、コミュニケーションを取ることが難しいです。
患者さんのケアをする際に、コミュニケーションに重きを置いている看護師にはデメリットだと思う方もいます。
夜勤専従求人を探すポイント

・就業中に仮眠が取れるか?
16時間以上拘束されるため、きちんと休息を取らないと疲労からインシデントを起こしかねません。
労働基準法に照らし合わせると、「1時間以上」の休憩が義務付けられています。
法律では1時間以上ですが、実際には忙しすぎて「休憩なし」状態だったり、仮眠時間が設定されていない医療機関もあります。
夜勤専従の求人に応募する際は、「仮眠時間が設定されていて、毎回きちんと仮眠できるか」をチェックしてください。
・夜勤専従スタッフのサポート体制があるか?
常勤へのサポート体制はあるが、夜勤専従スタッフへのサポートがしっかりしているかどうかを確認してください。
役に立たないほど簡素なマニュアルだけ渡されて、初日から一人で夜勤をさせられるという医療機関があります。
それでも何かあったときには、アナタに重い責任がのしかかってきます。
最低でも「細部まで記載されたマニュアルがあるか?」、「何回かベテランクラスの看護師と組ませてもらえるか?」などをチェックしてください。
最後に、いざ常勤の夜勤専従スタッフとして働きたいと思っても、
・常勤の求人は、公募されることが少ない
夜勤専従看護師の仕事内容は、常勤でもパートでもほぼ同じ内容です。
しかし、常勤にすると社会保険やボーナスなどの人件費が高くなるので、夜勤専従はパートで賄いたいと思っているのが経営者の本音でしょう。
夜勤常勤という働き方はニーズが高い働き方なので、公募すると応募者多数で選考が大変になる傾向にあります。
それを避けるために、一部のエージェントに絞って依頼をかけたり、エージェントの中でも会員限定の非公開求人として扱われています。
確実に常勤の夜勤専従を狙うのであれば、複数の看護師求人サイトや転職エージェントに登録しておくことをオススメします。
中でも、非公開求人のオファーが多く来る大手エージェントは必ず登録しておいてください。
夜勤専従勤務を狙うなら、登録しておいて損はないですよ。