フリーライター、フリーカメラマンという言葉を良く耳にすることがあると思います。
この場合のフリーというのは、盛夏期には「フリーランサー」、つまり特定の会社に属してない自由契約者で、1つの分野でのスペシャリストのことを指します。
いずれも一定の期間、企業やプロダクション、グループなどに属して得たキャリアと実績・経験を元に独立して仕事を請け負っている場合がほとんどでしょう。
いわゆる店舗型個人事業のように商品を販売したり、サービスを提供することで収入を得るというのではなく、自分自身の「能力」を売るだけにスキルが問われます。
より多くの収入を得るためには、より多くの仕事をこなさなければなりませんが、常に仕事があるとは限りません。
「フリーランスは1年中、失業状態だ」という言葉もあるぐらいです。
しかし、仕事がなければ企画やアイディアを自分で売り込む、というぐらいの積極性がなければフリーランスでやっていくというのは無理でしょう。
毎月給料が振り込まれるサラリーマンとは根本的に違うのです。
「仕事が無いなら自分で作ればいい。」という前向きな姿勢が必要です。
受け身ではなく、主体的・能動的に仕事ができる人でないと向いていません。
何より問われるのは仕事の「質」です。いい仕事をすれば自分の評価につながり、それがいい収入に結びつきます。
その意味で、自分の仕事に常に付加価値をつけていく努力が必要でしょう。
ひとことで言うと、フリーランスほど不安定で厳しい世界もありません。
しかしその一方で、仕事を選択できる、複数の仕事を同時に出来る、個性を発揮できるというのはフリーランスならではのメリットです。
どんな仕事をいつやってもいい、全て自分の裁量で決めれるのですから、文字通り「自由」です。
仕事を通して、自分の考え方や個性を主張することも自由です。
ただし、フリーランスほどの「不自由」な職業はないというのもまた事実です。
というのも、フリーランスで独立した場合、よほどその分野で実力が認められている場合を除いては、最初は仕事を選んでいる余裕などないからです。
しかも、入ってくる仕事には納期があります。人が休んでる間も仕事をしなければならない、というのは当たり前です。
全てはお客様との「契約=納期」で仕事をこなさなければいけないので、場合によっては正月もゴールデンウィークもお盆も仕事をしなければなりません。
そういう意味では、「不自由」な職業とも言えるでしょう。
しかし、これは会社のためでも上司のためでもありません。全て「自分」に返ってくるものです。
「仕事の成果がダイレクトに、報酬や評価として自分に返ってくる。」それがフリーランスという職業です。
また、自分の考え方や主張を仕事に反映させることができるということも、フリーランスならではの醍醐味でしょう。
自分の実力が全てと言ってもいいという職業だけに、厳しい自己管理が必要で、常に自分自身の能力の向上に励まなければいけません。
フリーランスでできる職業の例
・ライター・校正
・翻訳者・編集者
・デザイナー(Web・グラフィック・DTP・アート、インテリア等)
・カメラマン・声優
・コピーライター・ブロガー
・モデル・俳優・コンパニオン
・ヘアメイク・スタイリスト
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