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高速バス事故が明らかにした、格安ツアーバス運転手のブラックな実態

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近年、高速ツアーバスは、新幹線等よりリーズナブルなため人気の移動手段としてすっかり定着した。

しかし2016年1月、死者15名を出した軽井沢のバス事故をはじめ、ツアーバス事故のニュースが後を絶たない。

どうして事故が多発するのか?
まずは、バス運転手をとりまく環境を見てみよう。

●経験者が語る、ツアーバス運転手をとりまく実情

・長時間労働
募集要項には、勤務時間9~17時となっていたがウソ
朝5時入りで深夜まで勤務がほとんど

※労働時間の累計が、他産業より360時間も多い、2544時間という厚生労働省の調査結果もある

・客席下にある仮眠室は、まるで棺おけ
仮眠室は他の乗務員と兼用
狭いし、ストレスが溜まる

・常に、睡眠不足
仮眠室やホテルで仮眠を取れと言われても、寝つきが悪く、熟睡できない

・次の運行までの空き時間は、車内清掃や食事の時間込み
全然休憩できない

・給料が安い
契約社員だと年収250万前後。正社員でも500万いかない

・休みがない
カウントしてみたら、年間休日60日切ってた

・自腹を切らされる
なぜか高速代の上限が決まっていて、オーバーした分を自腹で払わされた
バス運転手達の経験談から、長時間労働でストレスも溜まる現場ということがわかった。
最後の「自腹を切らされる」という経験に至っては、軽井沢の事故で運転手が勝手にルート変更した原因に繋がるのではないだろうか?

またバスの運転に必要な「大型免許二種免許」は、合格率10%以下の資格で、人命を預かる職種であるにもかかわらず低賃金ということも明らかになった。

その背景には、2000年の規制緩和から一気に増えた「新規参入」があった。
規制緩和後、貸し切りバス事業者数は約2倍近くの約4500社に膨れ上がり、深刻な「運転手不足」を引き起こした。
さらに国内外の利用客数の増加に伴い、便数の増便も求められ、運転手不足を加速させた。

7人が死亡した2012年の関越道高速バス事故を受け、運転手の最大運転距離の短縮や連続勤務に関する制限が厳格化されたが、守られていないのが現状である。
しかも、監査が追いついておらず、悪質な事業者も野放しの状態になっている。

●バス業界関係者が教える、ブラックなバス会社の特徴

もしバス会社に転職しようと考えたならば、以下の点をチェックして欲しいと、業界関係者は語る。
・他社と比較して、運賃が安すぎ
安い運賃の裏側にはカラクリがあるはず
長時間労働や低賃金の可能性大

国が定めた最低賃金以下でツアーを受注している可能性もある
・社員数が少なすぎる
その分、社員が酷使される
少人数の裏には、人間関係や運行状態など、人が続かない理由がある
社長しかいない会社は要注意!
・運転手の雇用形態は?
勤続3年以上の社員がいるのに、契約社員しかいない会社は要注意
・社屋がきちんとした建物か?
名神高速を逆送した観光バスの会社は、トタン造りの異様にボロい社屋だった
水道がない社屋のバス会社は、ブラックの兆し
他には…
・バスが全てリース
・労働組合がない
・社長や役員の名前で検索すると、廃業した別のバス会社がヒットする
(摘発を受けたブラック企業が、社名を変えて営業している)

などが挙げられる。

●バス会社は全てブラックなのか?

観光シーズンなど忙しい時期は確かにあるが、勤務時間オーバーにならないように配慮している会社もきちんと存在している。
実際、バス会社の中で「高速バス」に乗車できるのは、選ばれし運転手という会社もある。
人員不足に加え、現役運転手の高齢化も進んでおり、人員確保に積極的な業界でもあり、「大型二種免許を持った中高年の転職先」としても注目されている。

 

●女性の活用が注目されている職種

さらに、最近では女性運転手の採用も積極的に行われており、わざわざ「女性運転手歓迎」と広告を出す業者もあるほど。

九州の西鉄グループでは、グループ全体の3%が女性運転手という実績もある。
大型二種免許を持った女性をターゲットに、試乗会や現役女性運転手との座談会も行っている。

事故多発をきっかけに発覚した、格安ツアーバス会社の「ブラック」な実態。

ブラックな傾向に思い当たる方は、過労などで体調を崩す前に環境を変えることが、事故防止につながるのかもしれない。

現在の会社を続けていいのか迷っている人は、ぜひこのタイミングで動き出しましょう!

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