【Oさん(企画/メーカー/20代)の相談】
最近、急に仕事ができないことに悩んでいます。
ケアレスミスが増えたり、考えがまとまりにくくなったり…。
何年もやってきたルーティンワークさえも、仕上げるのに時間がかかっています。
そのせいで、社内で「サボっている」という噂を立てられてしまいました。
そんなつもりは全くありません。
むしろ、急に仕事ができなくなった理由が分からずストレスが溜まり、毎日が苦しいです。
何でこんなことになってしまったのだろう?
これからどうしたらよいのでしょう?
最近、仕事ができない!当てはまる項目はありませんか?
☑気が散りやすい
☑三スが増えた
☑集中力が続かない
☑仕事の進捗スピードが遅くなった気がする
☑考えがまとまりにくい
☑人の話や書類に書いてあることが、すぐに理解できなくなってきた
☑やる気が出なく、無気力
☑気分が落ち込みやすいことが続いている
☑突然、涙が止まらなくなる
☑疲労感や倦怠感が抜けない
☑よく眠れない
☑食欲がない、味が良く分からない
☑欠勤や遅刻が増えた
いかがでしょうか?
実はこれ、「うつ病」を発症している人に表れる症状なのです。
(当てはまったからと言って、自分はうつ病だという訳ではありません。)
単にモチベーションが下がっていたり、疲れているだけと思って、放置するのは大変危険です。
このままだと、
評価が下がる
↓
残業などで取り戻そうとして、過重労働になる
↓
仕事ができなくて、自己嫌悪に陥る
↓
仕事が辛すぎて、出社できなくなる
という負のループにはまってしまいます。
これではどんなに頑張っても仕事のストレスが溜まる一方で、どんどん悪い方向に進んでしまいます。
嫌な流れを食い止めるために、できることはないのでしょうか?
食欲がない、眠れないなら・・・
このチェックで「もしかして…うつ?」と思ったのならば、すぐにでも心療内科などのメンタルクリニックを受診しましょう。
不安なままの気持ちだと、余計にマイナスに考えて、病気を悪化させてしまいます。
ストレスは目に見えないため、いつの間にか自分を苦しめていた、なんてこともあります。
自分が置かれている状況を把握することが、治癒への第一歩です。
診断を受けるとともに、今後の治療方針などもしっかり説明を受けてきましょう。
診断がつくことで、あなたが仕事ができないのは、サボりたいわけではないと証明されます。
そして、苦しんでいる理由の一端が分かるだけでも、周囲の人は配慮しやすくなるものです。
精神的な医療機関となると、敷居が高く感じるかもしれません。
しかし、最近では悩める様々な立場の方が気軽にカウンセリングを受けて、気持ちを楽にする場として活用されているんです。
恐れることはありません。
自分のため、自分を取り巻く様々な人のためにも、自分の病状を知る勇気を持ちましょう。
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食欲はある、眠れるのに仕事ができないなら
仕事には行けるし、食欲もある、夜もちゃんと寝れているのに仕事ができなくなったと感じる方もいるかもしれませんね。
新人の場合
今の仕事を初めて1~2年なら、まだ慣れていないだけかもしれません。
「何が具体的にできないのか?」
「どこでつまづいているか?」
を先輩に相談してみてはどうでしょうか。
同じ道をたどってきている先輩なら、解決のヒントを知っているかもしれません。
新人ではないのに仕事ができないと感じる場合
新人ではないのに仕事ができなくなったと感じるなら、それは慣れのせいかもしれません。
初めの頃はひとつひとつ確認して進めていきます。
慣れてくると、身体が作業として覚えるので、何も考えずとも進めることができてしまいます。
無意識のうちに確認を怠っているため、違和感も持たず、後からミスが発覚するのです。
頭を切り替えてと言いたいところですが、そう簡単に頭を切り替えることができたら苦労しません。
意識を変えただけではどうにもならないです。
今日の仕事に取り掛かる前に、何をやるのか?手順も含めて確認するなど、今やっている仕事のやり方を見直すことも効果がありますよ。
診断がついたら、仕事はどうする?
病院を受診して病名がはっきりした後はどうしたらよいのでしょう?
特に仕事関係をどうするか?不安でいっぱいだと思います。
1.会社や上司に、今の自分の病状を話そう
もしうつを発症してしまった場合、あなたはどうしますか?
うつであることを隠したまま、働き続けますか?
しばらく、ごまかし続けることはできるかもしれません。
でも、うつ病がもたらすマイナス思考状態では、仕事で十分な能力を発揮することは難しいでしょう。
周囲の人から、
「仕事ができない」
「さぼっている」
などの誤解を受けてしまいます。
そうなると、余計にあなたを追い詰めてしまいかねません。
そんな状態で働き続けても、良くなるどころか、会社に行けなくなる日が突然やってくるかも。
あなたは「周囲に迷惑を掛けたくない一心」で黙っているのかもしれないでしょう。
でも、ある日突然出社できなくなる方が、多くの方に迷惑をかけてしまうことになりますから、今のうちに上司に一言言っておきましょう。
うつ病は脳の機能障害です。
精神論でうつ病から抜け出すことはできないのです。
うつを治すには、今の環境から離れて休むのがイチバンです。
今、あなたがすべきことは、上司や会社の人に自分の病状を話して、周囲の理解とサポートをお願いすることです。
働き方を見直してもらうのも良いでしょう。
休息が必要ならば、しばらく休職するのも選択肢のひとつです。
2.できそうならば休職しよう
うつ病を発症してしまったのならば、病状が落ち着くまで「休職」できないか相談してみましょう。
病状によっては、治療をしながら働くこともできます。
でも、できるだけ短期間で集中して治療に当たりたいのならば、一旦休むことも視野に入れた方が後々のためになります。
その際は、主治医に診断書を書いてもらったり、会社の産業医にも相談してみましょう。
会社を休職する上で、金銭的な問題が気になる方もいらっしゃるでしょう。
うつ病で休職する場合、ご加入の健康保険から「傷病手当」などが支給されることがあります。
受給できる期間や金額、条件などについては、会社の総務人事、社会保険事務所などに確認してみてください。
大切なことは一人で勝手に辞めないこと
うつ病を患わっている間は、脳の機能障害から判断力が鈍ってしまいます。
正常な判断ができづらくなるだけでなく、「○か?×か?」の二極的な思考に陥りがちです。
「仕事を今辞めるか?、辞めないか?」と悩み、余計に病気を悪化させてしまいかねません。
また、傷病給付の受給資格を得る前に衝動的に退職したことで、退職後に給付が受けられなくなるケースもあります。
その上、回復したはいいものの、仕事が決まらないという二次被害を引き起こす原因になってしまいます。
短気は損気です。
自分で納得がいくまで考えて答えが出せる状況ではないので、「うつ病の間は、大切な事こそ、一人で勝手に決めてしまわない」ようにしましょう。
今は仕事のことを考えず、ゆっくり休むこと。
そして、落ち着いてきたら、
・何がストレスだったのか?
・どうしたいのか?
・復職して続けられそうか?
をじっくり考えるようにしましょう。
その際、誰かに自分の状況や気持ちを聞いてもらうと、自分では気づけなかった原因や心情を客観視することができますよ。
その内容によっては、他の環境に移った方がより健康的に輝ける未来が待っていることに気付くかもしれません。
相談する相手は、家族や恋人、友人でもいいでしょう。
ただし、引き留めや色々なしがらみ等があるため、同僚など会社関係への相談はオススメできません。
客観的で将来につながる意見を聞けるので、転職エージェントにも相談してみてください!
キャリアアドバイザーは、うつから復職したい人やネガティブな理由で転職を考えている人の相談にものっています。
「うつ病を発症してしまう程のストレスは何が原因だったのか?」を分析してくれる上に、問題を解決できる働き方を一緒に考えてくれますよ。
相談したら絶対に転職しなければいけないということはないです。
相談の結果、現職を続けることになっても、一切費用はかかりません。
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最近、急に仕事ができないと思ったら、まずは一日休んでみましょう。
思いついたらすぐ休んでしまうのが一番。
会社に行きたくないと感じたら、ウソをついてでも電話してお休みをもらってください。
その上で、どうしてもミスが減らないなら「うつ病」を疑ってください。
病院に行くことは恥ずかしいことではありませんから。