
看護師の中では珍しく固定給がある透析室。専門性の高いスキルも学べるため、今後のキャリアアップにも役立ちます。
メリットはたくさんあるものの、あなたどうして透析室を目指そうと思ったんですか?
ホンネはあっても、病院側に伝える志望動機はなんて書いたら良いのか迷いますよね。今回は、透析室のメリットをまとめながら、志望動機の書き方と注意点をご紹介します!
「透析室、いいかも」と思った動機は?

やりがい編
透析看護師は、透析を導入している患者さんに特化したケアすることが仕事ですので、専門性の高い分野だといわれています。
病気の性質上、透析はずっと続けていかなければならないものです。患者さんの状態に合った装置や器具、透析液をチョイスしなければなりません。
また、技術や薬剤の進歩に合わせて、勉強を続けることが求められます。場合によっては患者さんだけでなく、ご家族の精神ケアも行います。
その気になれば「透析看護認定看護師」を目指してみてはいかがでしょうか。きちんと所定の過程をクリアしているのならば9割が合格できる試験ですので、さらにスキルアップすることも可能でしょう。
勤務条件編
1.残業が少ない
人工透析は開始と終了時間が決まっています。患者さんの来院スケジュールもほぼ決まっていますので、病棟のように緊急入院で残業となることが少ないです。
2.日曜が必ず休める
通常、人工透析のスケジューリングは「月水金」「火木土」のどちらかで行われます。ということは、必然的に日曜日が休みになります。
3.給料が若干高めに設定されている
透析室勤務の看護師の給与は、若干ですが病棟看護師よりも高めに設定されています。透析は血液を扱う業務なので、それに対しての危険手当(透析手当)がついているからです。
トータルで考えると、病棟看護師とそんなに変わらない金額が相場ですが、「残業も少なく、日曜が必ず休め、キャリアが積める」という点が高ポイントだと考えられています。
それを踏まえて、採用担当者がNGを出した志望動機を見てみましょう。
採用担当者が不採用にした、残念な志望動機その1

現在の職場は残業が頻繁にあり、家庭との両立が難しいと考えていました。
貴院では残業が少なく、日曜も休みだと募集要項で拝見いたしました。
貴院でしたら家庭と仕事の両立が可能ですので、透析看護を通して患者様のケアや専門技術を身に付け、活かしたいと思い、志望いたしました。
と面接で語ってくれた志望者ですが、不採用になりました。
何がNGだったか?予想してみてください。
採用者のホンネ
職場や専門を変わろうと思う人には、何らかの理由があり、それが現職では叶わないので職場を移ろうと行動するものです。この志望者の場合はまず、現職の不満として「残業が多い」ことを挙げました。
加えて、うちの透析室を選んだ理由が、「残業が少なく、日曜が休みだから」と語っていました。お話を聞いて率直に思ったことは、「この人は仕事する気あるのかな?」です。
たしかに、残業の多い職場で長時間拘束されてお疲れの看護師には、残業少なめで日曜が固定休の求人の魅力的でしょう。でも、そんな感覚で勤まるほど、透析室は易しい現場ではありません。
なぜなら、透析を導入されている患者様は、透析で命をつないでいるからです。「新しい技術や知識を常に身に付け、患者様に寄り添った看護をしたいと思っている方でないと続かない」というのが、過去の経験から得た透析室で続く人像ですから。
病院の経営理念や透析室が目指していることなど、もう少し現場の考え方にフォーカスを当てた志望動機だと良かったですね。
採用担当者が不採用にした、残念な志望動機その2

内科病棟での業務を通し、人工透析を導入している患者様を担当する機会が何度もありました。
ケアを通して、透析看護の分野にも興味を持ち、専門にしたいと考えるようになりました。
貴院で実施されている患者様個別にカスタマイズした生活指導を通して、患者様の生活に合わせた看護をすることができるのではないかと思い志望いたしました。
病棟勤務での経験を活かしつつ、透析看護を深めることで貴院に貢献したいと思っております。
と面接で語ってくれたこの方も、残念ながら不採用になりました。
一見すごくよさそうなのですが、何がNGだったのでしょうか?
採用者のホンネ
過去の経験から透析看護を極めたいという熱意はよく伝わってきました。ただ、受け答えとして優秀すぎるんです。準備したシナリオを読んでいるだけという感じがします。
その証拠に、待遇面について全く触れてこない。こういうタイプは、入職後に現場と想像のギャップがあると辞めていくタイプです。
ちらっとでもいいので、残業が少ないとか待遇面のメリットや透析看護師ならではのデメリットを盛り込みましょう。リアリティのある志望動機になったと思います。
透析看護師になるための志望動機に困ったら

志望動機は、透析看護師になるための一番大切な質問になります。
採用担当者が重視しているのは
・仕事への熱意
・その職業のデメリットまで理解しているか
しかし、アピールしすぎることも逆効果です。2例目のように採用担当者から信用してもらえなくなるリスクがあります。
良い志望動機にするためにはバランスが大切ですが、ひとりで考えるのは難しいですよね。
「私の志望動機は大丈夫なのかな…」
そんな時は、転職のキャリアドバイザーへ相談し添削してもらってください。
また、病院のことをよく知らないと、志望動機と院内の実情がズレて落とされる場合もあります。そうならないための手段はひとつで、病院の内部情報を詳しく知ればいいのです!
ただ、個人の力だけだと知れる情報に限界があります。そこで転職サイトを利用してみてください。応募先が決まっていたとしても、大丈夫です。投稿されている口コミから志望動機の要素を考えたり、担当者から内情を聞けますから。
転職サイト自体は色々とありますが、中でも内部情報に詳しく、細かい部分まで教えてくれるサイトをご紹介しますね。
透析室は目指している看護師さんも多く、ありきたりな動機では採用されない場合もあります。
決して誰でも受かる訳ではないことは覚えておきましょう。
この記事を書いた人
こんにちは!現役看護師のサチエです。
私、15年働いている中で8回転職をしました。失敗ばかりでしたが、その経験を元に職場環境のが良い病院求人の探し方を見つけたので、こちらでお話しさせていただきます。